子どもが安心して自信をもてるまちづくり

独立行政法人福祉医療機構
長寿・子育て・障害者基金平成21年度活動助成事業 報告集





      

  ●ワークショップの様子
      〜中学生(写真)


  ●アンケート結果
            


「 助成金事業を実施して 」

CAP(子どもへの暴力防止プログラム)が日本に紹介されて35年。子どもの権利がほとんど認められなかった10数年前から時代は大きく変わり、国や社会の意識も変わりました。「児童虐待防止法」や「DV防止法」などの法制度が進み、虐待や暴力防止の考え方が多くのおとなたちに広まりました。

しかし、悲惨な虐待や性被害などはいまだに後を絶ちません。近所付き合いの希薄さや地域のつながりの喪失がその要因とも言われています。私たちのグループは、地元や近隣地域での活動をもっと広げていきたいと切に願っていたところ、昨年、独立行政法人福祉医療機構の長寿・子育て・障害者基金21年度助成をいただくことができました。

それまでの活動では、CAPの実施対象が「児童生徒のみ」、「保護者のみ」「教職員のみ」などに限定される場合が多く、暴力防止の本来の実践効果が得られにくかったので、この助成はとても大きな支援となりました。

今回の事業の目的は「子どもが安心して自信を持てるまち作り」です。海老名市内で手を挙げてくれた学校で、子ども/保護者/教職員を対象に、CAPワークショップが実施でき、崩壊しつつある地域コミュニティの再生と子育て支援ネットワーク作りへの一歩になることを期待しました。

海老名市教育委員会に、企画を持ち込むと、早速話を進めてくださり、市内の3つの小学校と1つの中学校で、子ども/保護者/教職員対象のCAPの開催が決定しました。そのうち1校だけ保護者対象のワークショップが実施できず、海老名市児童福祉課に相談したところ、市内の私立保育園の全保育士対象の研修が実現したのです。

今回の事業の成果は、CAPを地域限定のモデル校に実施することで、その地域の子どもや保護者、教職員の方々に体験していただけたことが一番でした。そして海老名市教育委員会や海老名市児童福祉課など行政との連携が実現できたこと。メンバーの私たち自身がNPO法人の果たす社会的な役割と高い志を再確認することになったのではないかと思っています。

今後の課題としては、地域の私たちができる虐待や暴力防止活動の実践です。さらに多くの皆さんと協同しながら「子どもが希望を持てるまち作り」を進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。



開催したCAPワークショップ
対象者 講座日 対象者 参加人数
海老名市立A小学校教職員 8月26日 教職員 20
海老名市立B小学校教職員 8月28日 教職員 31
海老名市立D中学校教職員 8月28日 教職員 20
海老名市立C小学校教職員 8月31日 教職員 25
海老名市立A小学校保護者 9月16日 保護者 11
海老名市立B小学校3年生 9月18日 児童 137
海老名市立D中学校保護者 9月29日 保護者 16
海老名市立A小学校5年生 10月2日 児童 88
海老名市立C小学校保護者 10月27日 保護者 12
海老名市立C小学校3年生 11月12日 児童 97
海老名市私立保育園保育士 11月19日 保育士 84
海老名市立D中学校1年生
11月25、26、27日
12月8、9日
生徒 169